ギリシャ神話論、詩人ヘシオドスの『神統記』解説 宇宙生成から主神ゼウスまでの系譜

ギリシャ神話は時代や地域で幾重にも錯綜した伝承となっています。一般にはそれを「分かりやすい一つの物語」にして紹介するのですが、この講座では「本来の伝承はどういうものだったのか」と迫ってみます。紀元前700年代という詩人ヘシオドスの叙事詩『神統記(神々の系譜の物語)」をテーマとします。初めてギリシャ神話に触れる方々にも分かりやすく「神々の紹介表」や「関係図」「地図」等々を用いて基礎的な所から解説していきます。4月から始まる6ヵ月講座です。


１、文芸の女神ムーサの賛歌。宇宙の生成。四柱の原初神。大地ガイアの子。
２、天神ウーラノスの去勢と美神アフロディテの誕生。夜のニュクスの子たち。海の子たち
３、さまざまの妖怪たち。太陽や月など天体の神々。風の神々。妖しき女神ヘカテ賛歌。
４、主神ゼウスの誕生。火をもたらしたプロメテウス物語。女族の誕生。
５、巨人神ティタン族との戦い。暗黒のタルタロスとその住民。テュポエウスとの戦い。
６、ゼウスの王位獲得。ゼウスと女神たちの結婚。オリュンポスの神々。神々の結婚話。