中世文学の森を歩く 〜徒然草と京極派和歌と〜

講師
愛知県立大学教授 伊藤伸江
ジャンル
文学
キーワード
  • 文学
  • 古典
  • 随筆
  • 徒然草
  • 吉田兼好

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兼好法師の鋭い観察眼で人生の真実を見通す『徒然草』と、京極為兼ら「京極派」の人々の繊細で思索に満ちた和歌を丁寧に味わいます。中世の文学を自由に逍遥し、今の私たちにつながる思いや美意識をあらためて発見し、振り返ります。

 2025年度後期は、古典随筆の名作『徒然草』の章段を読み続けながら、作者兼好の生きた時代の文学の広い世界へと、歩みを進め広げていきます。
 『徒然草』の作者兼好法師は、戦乱や災害の時代を、冷静に、多角的に、しかし諦めることなく分析しています。彼の思索や、自らの周囲の自然や人間を見つめる眼と同じまなざしは、同時代の京極派和歌の中にも存しました。その京極派和歌には、禅宗の思想を根底に持つ自らを見つめた思索の和歌、光や風のわずかな変化がもたらす自然の美しさをとらえた和歌と、実はとても現代的な部分があります。
 『徒然草』を読み進めつつ、さらに『徒然草』から扉を開けて、兼好法師が生きていた頃の古典の世界をのぞき、そこからも現代と通じる思いがけない発見をしてみませんか。

10月10日第188段 ある者、子を法師になして  ―人生の旅―
10月24日歌人としての兼好法師
11月14日第188・189段 まそほの薄・今日はそのことを
11月28日京極派和歌の時代  ——為兼と兼好など——
12月12日第190段 妻といふものこそ  ——兼好のつぶやき——
12月26日歌人永福門院 ―西園寺家の娘・伏見院の妻として―
1月9日第191・192段 夜のみこそめでたけれ  ——陰翳礼讃——
1月23日京極派の光と影の歌
2月13日第193段 文字の法師、暗証の禅師
2月27日禅と京極派和歌  ——ともしびを前に——
3月13日第194段 達人の人を見る眼は  ——人間観察——
3月27日京極派和歌の観察眼
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講師プロフィール
愛知県立大学教授 伊藤伸江


愛知県立大学日本文化学部国語国文学科教授。東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻第一種博士課程修了。博士(文学)。放送大学愛知学習センター客員教授。京極派を中心とする中世の和歌、また連歌を研究している。著書に「心敬連歌」など。

講座概要

日時
第2・4金曜 10:30〜12:00
受講開始可能月

2025年10月から3ヵ月間

2025年11月から3ヵ月間

日程/カリキュラム

2025年1010日(金)

2025年1024日(金)

2025年1114日(金)

2025年1128日(金)

2025年1212日(金)

2025年1226日(金)

2026年19日(金)

2026年123日(金)

2025年1010日(金)

2025年1024日(金)

2025年1114日(金)

2025年1128日(金)

2025年1212日(金)

2025年1226日(金)

2025年1114日(金)

2025年1128日(金)

2025年1212日(金)

2025年1226日(金)

2026年19日(金)

2026年123日(金)

2023年85日(水)

受講料(税込)

17,160円(3ヵ月 6回分)

残席状況

定員まで余裕があります。

残席状況の見方
持ち物

筆記用具

備考

問い合わせ先
中日文化センター栄 0120-53-8164

注意事項

  • 内容・日程は変更になる場合がございます。ご了承ください。
  • 講座により締め切り日が異なります。
  • お申し込みの人数によっては、開講中止となる場合もございます。
  • 新入会の方、または、13ヵ月以上受講がない方は、登録料550円(税込)が必要となります(特別講座を除く)。
  • 受講料には維持管理費が含まれています。
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