戦争を映す地図

講師
(一財)日本地図センター客員研究員 今尾恵介
ジャンル
社会・自然科学
キーワード
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明治の黎明期に始まった日本の地形図−迅速測図は、西南戦争での苦い経験が直接の動機になりました。その後は日清戦争からアジア太平洋戦争に至るまで、日本全国はもちろん外国領土を含む膨大な地図作成に携わったのが陸軍の陸地測量部です。軍事作戦に資するかどうかを基準として地図の書式が決められ、地域によっては地図そのものが秘匿され、擬装工作のウソさえ描かれるようになりました。
敗戦後は地図も復興とともに歩み始めますが、冷戦の終結とともに平和が訪れるように思えたのもつかの間、その後も新たな戦争・紛争は跡を絶ちません。
思えば地図は時代の要請により駆使され、隠され、そして廃墟をも映し出してきました。「地図」という媒体を通して歴史を改めて振り返ることは今こそ必要ではないでしょうか。

【カリキュラム】

第1回 2月2日 ルーツは「軍事」だった日本の地形図作成
第2回 3月2日 一線を超えた擬装工作−戦時改描
第3回 3月30日 東ドイツの秘密地形図を解剖する
第4回 4月6日 地図に描かれた軍用の鉄道とその結末
第5回 6月1日 戦争の被害を物語る地図
第6回 6月29日 今も続く国境・領土紛争を映し出す地図

※1月5日、5月4日が休講日のため、週が変則になっています

※画像〈1:25,000「名古屋北部」昭和7年(1932)修正〉
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講師プロフィール
(一財)日本地図センター客員研究員 今尾恵介


1959年生まれ。横浜市出身。
明治大学文学部ドイツ文学専攻中退後、音楽出版社勤務を経て1991年よりフリーライターとして地図・地名・鉄道の分野で執筆活動を始める。
著書に『地図の遊び方』(けやき出版)、『住所と地名の大研究』(新潮社)、『地図帳の深読み 鉄道編』(帝国書院)、『地名崩壊』(角川新書)、『地図バカ』(中公新書ラクレ)など多数。
2017年に『地図マニア 空想の旅』で第2回斎藤茂太賞、2018年に交通協力会より第43回交通図書賞(第4部・一般)、2019年に『日本200年地図』で日本地図学会より学会賞(作品賞)、2020年に日本地理学会賞(社会貢献部門)をそれぞれ受賞。現在(一財)日本地図センター客員研究員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査、深田研ジオ鉄普及委員会委員、日野市町名地番整理審議会会長、名古屋レールアーカイブス会員。

facebook<https://www.facebook.com/keisuke.imao/?locale=ja_JP>

講座概要

日時
第1月曜 13:00〜14:30
日程/カリキュラム

2026年22日(月)

2026年32日(月)

2026年330日(月)

2026年46日(月)

2026年61日(月)

2026年629日(月)

2023年85日(水)

受講料(税込)

19,800円(6回分)

残席状況

定員まで余裕があります。

残席状況の見方
持ち物

筆記用具

備考

問い合わせ先
中日文化センター栄 0120-53-8164

注意事項

  • 内容・日程は変更になる場合がございます。ご了承ください。
  • 講座により締め切り日が異なります。
  • お申し込みの人数によっては、開講中止となる場合もございます。
  • 新入会の方、または、13ヵ月以上受講がない方は、登録料550円(税込)が必要となります(特別講座を除く)。
  • 受講料には維持管理費が含まれています。
  • 一部の講座の受講料には音楽著作権使用料が含まれています。
  • 受講料(維持管理費含む)改定時には、一部システムの都合で正しく表示されない場合がございます。「講座内容確認ページ(STEP1)」にてお支払い金額をご確認ください。
  • 一部の講座を除き、見学を受け付けております。
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