名古屋大学協力講座 仏教における人と知のネットワーク 昔のお坊さんはどう勉強したのか、経典はどう訳されたのか

講師
名古屋大学大学院人文学研究科准教授 崔 境眞 ほか
ジャンル
宗教・思想
キーワード
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インドで生まれた仏教は、サンスクリット語で記され、中国で漢訳され、日本へと伝わりました。その旅路を支えたのは、文字と格闘し、解釈を重ね、教えを次世代に託していったお坊さんたちの知の営みでした。「人と知のネットワーク」としての仏教をテーマに、3名の講師がそれぞれの専門的視点から仏教知識の伝播と展開の姿をひもときます。
【協力:名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部】

カリキュラム

第1回 「ヒマラヤを超えるネットワーク―チベット仏教をつくった人たち」
名古屋大学 大学院人文学研究科 准教授 崔 境眞(ちぇ きょんじん)

チベットにおける仏教文化は、8世紀から13世紀にかけてインド仏教から受けた影響によって形作られました。その約500年間に繰り広げられた伝来と定着の物語は、インドとチベットを往復する「人と知のネットワーク」に他ならないです。現在まで続くチベット仏教の土台を創り上げたインド・チベット人僧侶たちと、彼らが残した学問仏教の伝統についてお話しします。


第2回 「仏教と国語辞書―日本語辞書の始まり」
名古屋大学 高等研究院/大学院人文学研究科 YLC特任助教 李 乃g(り ないき)

日本で最も古い国語辞書はいつ、どのように編まれたのでしょうか。五十音図の由来や、最古のいろは歌が記された文献は何でしょうか。これらの問いの背景には、仏教との深い関わりがあります。現代の国語辞書が生まれる以前、古代の人々がどこで、誰のために、どのような目的で辞書を編纂したのかを、具体例を交えながら解説します。


第3回 「日本仏教における「学び」のかたち―お坊さんはどうやって教えを学び、伝えてきたのか」
名古屋大学 大学院人文学研究科 特任准教授 郭 佳寧(かく かねい)

日本に伝来した仏教は、信仰の対象であると同時に「学ぶべき知」としても受け入れられてきました。では、昔のお坊さんたちは、どのように仏教を学び、修め、後世へと伝えていったのでしょうか?朝鮮半島、中国を経て伝わった仏教の「学び」の系譜をたどりながら、日本の寺院における知の伝達の実態を紹介します。中世の学問寺院である大須観音を取り上げ、教科書の調達など学びの場としての寺院のあり方を具体的に解説します。
講師プロフィール
名古屋大学大学院人文学研究科准教授 崔 境眞 ほか


講座概要

日時
第1月曜 15:30〜17:00
日程/カリキュラム

2026年22日(月)

2026年32日(月)

2026年330日(月)

2023年85日(水)

受講料(税込)

9,900円(3回分)

残席状況

定員まで余裕があります。

残席状況の見方
持ち物

備考

問い合わせ先
中日文化センター栄 0120-53-8164

注意事項

  • 内容・日程は変更になる場合がございます。ご了承ください。
  • 講座により締め切り日が異なります。
  • お申し込みの人数によっては、開講中止となる場合もございます。
  • 新入会の方、または、13ヵ月以上受講がない方は、登録料550円(税込)が必要となります(特別講座を除く)。
  • 受講料には維持管理費が含まれています。
  • 一部の講座の受講料には音楽著作権使用料が含まれています。
  • 受講料(維持管理費含む)改定時には、一部システムの都合で正しく表示されない場合がございます。「講座内容確認ページ(STEP1)」にてお支払い金額をご確認ください。
  • 一部の講座を除き、見学を受け付けております。
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