名作から学ぶ日本仏像史

講師
東京藝術大教授 松田誠一郎
ジャンル
芸術(鑑賞)
キーワード
  • 仏像
  • 仏教美術
  • 奈良
  • 京都
  • 飛鳥

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今期は、奈良時代後期から、平安時代前期にかけての木彫像について講義します。
 第1、2回は、天平宝字3年〔759〕に唐僧鑑真によって創建された奈良・唐招提寺に伝わる、奈良時代後期の檀像風木彫像を取り上げます。鑑真渡来とともに伝わった唐代美術の影響と、奈良時代前期を通して形成された造形伝統の両面に着目しながら、針葉樹を材料とする木彫像の最初期の遺品が示す、造形・技法の特徴を解説します。
 第3回は、京都・神護寺のご本尊、薬師如来立像(国宝)を取り上げます。神願寺や神護寺に関する史料を講読して、薬師如来像の制作背景や造立年代について説明した上で、唐招提寺の薬師如来像との比較を通して、素地仕上げの木彫像としての技法的な特徴や、延暦年間(782-806)に制作された本像の示す、森厳で力強い新様式について解説します。
 第4〜6回は、京都・東寺講堂の諸像(国宝)を取り上げます。3回にわたる講義を通して、平安京とともに計画された東寺に関する史料を講読して講堂諸像の成立年代を確認するとともに、講堂諸像のもつ密教的な意味を《金剛界曼荼羅》や《仁王経曼荼羅》と比較しながら考察した上で、平安前期木彫像の様式完成期とされる承和年間(834-848)後半期の、乾漆併用木彫像の技法・造形の特徴について解説します。なお、本講座の講義内容は、下記の教科書に対応しています。

【教科書】 水野敬三郎著『奈良・京都の古寺めぐり 仏像の見かた』(岩波ジュニア新書89)、岩波書店。


10月14日 唐招提寺創建期の木彫像(1)この日のみ時間帯変更で15:30〜17:30
11月25日 唐招提寺創建期の木彫像(2)
12月23日 神護寺の薬師如来像
1月27日 東寺講堂の諸像(1)
2月24日 東寺講堂の諸像(2)
3月31日 東寺講堂の諸像(3)
 

■テキストは各自購入ください。
水野敬三郎著『奈良・京都の古寺めぐり 仏像の見かた』(岩波ジュニア新書89)、岩波書店。946円。
講師プロフィール
東京藝術大教授 松田誠一郎


講座概要

日時
第4月曜 13:00〜15:00
日程/カリキュラム

2024年1014日(月)

今月のみ15:30開始

2024年1125日(月)

2024年1223日(月)

2025年127日(月)

2025年224日(月)

2025年331日(月)

休講日ですが開講します。

2023年85日(水)

受講料(税込)

19,800円(6回分)

残席状況

定員まで余裕があります。

残席状況の見方
持ち物

10月のみ時間帯が変更になります。15:30〜17:30

筆記用具

■テキスト各自購入

水野敬三郎著『奈良・京都の古寺めぐり 仏像の見かた』(岩波ジュニア新書89)

岩波書店/946円

備考

問い合わせ先
中日文化センター栄 0120-53-8164

注意事項

  • 内容・日程は変更になる場合がございます。ご了承ください。
  • 講座により締め切り日が異なります。
  • お申し込みの人数によっては、開講中止となる場合もございます。
  • 新入会の方、または、13ヵ月以上受講がない方は、登録料550円(税込)が必要となります(特別講座を除く)。
  • 受講料には維持管理費が含まれています。
  • 一部の講座の受講料には音楽著作権使用料が含まれています。
  • 受講料(維持管理費含む)改定時には、一部システムの都合で正しく表示されない場合がございます。「講座内容確認ページ(STEP1)」にてお支払い金額をご確認ください。
  • 一部の講座を除き、見学を受け付けております。
  • [受講申し込み]ボタンが表示されない講座は、インターネットからの受付ができません。お手数ですが、お電話にてお問い合わせください。