司馬遼太郎作品の中で縦横無尽に活躍し、私たちを魅了し続けてきた主人公たち。歴史に名を残す登場人物たちの実像や現在の評価などを、第一線で活躍する研究者が最新の研究成果を交えながら解き明かしていきます。
●日程・講師(2023年5〜9月)
5月6日(土)15:30〜17:00「石田三成」
淡海歴史文化研究所所長 太田浩司
石田三成は、何を目指して関ケ原合戦に臨んだのか?司馬は、暗いイメージの三成を大きく変えたと思うが、果たして三成像は、司馬の言うように「正義」を通したのか。政治史だけではなく、経済史や社会史も踏まえて、三成の実像を追います。
6月3日(土)15:30〜17:00「服部半蔵」
三重大教授 山田雄司
最も有名な「忍者」として知られている服部半蔵。司馬作品では「梟の城」や「最後の伊賀者」に登場する重要な人物ですが、果たしてその実像とは。
7月29日(土)13:30〜15:00「伊勢宗瑞(北条早雲)の実像」
駿河台大教授 黒田基樹
北条早雲(伊勢宗瑞)については、近年の研究で大きく書き改められるようになっています。宗瑞はどのような経緯で東国に来て、戦国大名に成長していったのか。講師著「戦国大名・伊勢宗瑞」(角川選書)をもとに、最新の成果を紹介します。
8月5日(土)15:30〜17:00「桐野利秋と村田新八―『翔ぶが如く』の虚像と実像」
歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員 桐野作人
司馬の長編「翔ぶが如く」は西郷・大久保の血盟と訣別の物語ですが、それ以外で格別の扱いをされたのは桐野利秋と村田新八です。当初、司馬は村田を物語の主役にしようとし、薩摩隼人の典型として桐野への期待と落胆がないまぜになっています。その思いと実像の落差を考えます。
9月2日(土)15:30〜17:00「『国盗り物語』と実像の斎藤道三」
東洋大准教授 木下 聡
「国盗り物語」の主人公の一人「マムシ」の道三として描かれたことで、知名度は全国区になった斎藤道三ですが、その研究は同作執筆時点から飛躍的に進んでいます。いまだ「マムシ」イメージが強い道三の実像を、最新研究で比較しつつ見ていきます。
■注意:
・7月からの受講料(維持管理費含む)改定に伴い、一部システムの都合で正しく表示されない場合がございます。「お支払い内容の確認ページ」にて決済金額をご確認ください。
・一部の講座を除き、見学を受け付けております。
・新入会の方は、一部の講座を除き、登録料が必要となります。
・上記金額には維持管理費が含まれています。
・一部の講座の受講料には音楽著作権使用料が含まれています。
・[受講申し込み]ボタンが表示されない講座は、インターネットからの受付ができません。
お手数ですが、お電話にてお問い合わせください。
各センターのお問い合わせ先はこちら 【残席状況の見方】
[ ○ ] 定員まで余裕があります。
[ △ ] 残席わずかです。
[ × ] 満席です。キャンセル待ち登録を受け付けます。
[ ― ] 各センターまでお問い合わせください。
※残席状況は随時変動いたしますので、実際とは異なる場合がございます。
最新の状況はお電話にてお問い合わせください。