「イノリ」と「マツリ」の考古学―愛知県下の古代・中世の発掘調査事例を中心として― 愛知県埋蔵文化財センター協力講座

講師
愛知県埋蔵文化財センター調査研究主任 池本正明
ジャンル
歴史
キーワード
  • 愛知県埋蔵文化財センター協力講座
  • 「イノリ」と「マツリ」の考古学―愛知県下の古代・中世の発掘調査事例を中心として―
  • 池本正明

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古代・中世の人々は、自らを超越する様々な存在を信じ、これにすがり、ある時はこれを回避しながら暮らしを営んでいました。この時代は、外来となる仏教と、基層信仰となる神祇信仰とが緩やかに融合する過程と言われており、こうした動きは宗教観のみならず政治・経済とも大きく連動するに至っております。今回の講座ではこうした様子の断片を、愛知県を中心とした発掘調査成果から、『風土記』や『日本霊異記』などの文献史料を援用しながら概観します。

◇2025年10〜12月のカリキュラム
第1回(10/1) 水に流そう・・・
日本人の神仏に対する用語などを整理した後、木製形代などに特徴的となる律令的祭祀の伝播した頃の信仰について紹介します。この中で、疫神と恐れられた漢神のもたらす厄災を回避するマツリと、豊穣をもたらす湧水点の祭祀に注目します。

第2回(11/5) カミとホトケのマネジメント
神祇信仰と仏教が習合し、民間信仰もこれに加わり新たなイノリのカタチが登場する時代。発掘調査の成果や、『風土記』や『日本霊異記』などの説話をヒントに、神仏を自らの都合の良い様に差し向けようと創作された、古代・中世人の「したたかな」信仰のカタチを見つめます。

第3回(12/3) 多様化する祭祀 願わくは、ご利益を・・・
「人事を尽くして天命を待つ」という諺がありますが、日常生活には例えば天候など人のチカラが及ばない様々な負荷が加わります。神仏を祀り、より良い結果を得たいと考えるのも当然です。ここでは、遺跡調査で明らかになった様々なイノリを紹介します。

【講師紹介】池本正明(いけもと まさあき)
1960年愛知県安城市生まれ。愛知学院大学文学部歴史学科卒業の後、1985年から愛知県埋蔵文化財センターに勤務。現在公益財団愛知県教育スポーツ振興財団調査研究主任。主要な著作には『新編 安城市史』 通史編1/資料編10 考古/資料編5 古代中世(安城市2007/2004/2004、いずれも共著)があります。
講師プロフィール
愛知県埋蔵文化財センター調査研究主任 池本正明


1960年愛知県安城市生まれ。愛知学院大学文学部歴史学科卒業の後、1985年から愛知県埋蔵文化財センターに勤務。現在公益財団愛知県教育スポーツ振興財団調査研究主任。主要な著作には『新編 安城市史』 通史編1/資料編10 考古/資料編5 古代中世(安城市2007/2004/2004、いずれも共著)

講座概要

日時
第1水曜 10:30〜12:00
日程/カリキュラム

2025年101日(水)

2025年115日(水)

2025年123日(水)

2023年85日(水)

受講料(税込)

8,580円(3回分)

残席状況

定員まで余裕があります。

残席状況の見方
持ち物

筆記用具

備考

問い合わせ先
中日文化センター栄 0120-53-8164

注意事項

  • 内容・日程は変更になる場合がございます。ご了承ください。
  • 講座により締め切り日が異なります。
  • お申し込みの人数によっては、開講中止となる場合もございます。
  • 新入会の方、または、13ヵ月以上受講がない方は、登録料550円(税込)が必要となります(特別講座を除く)。
  • 受講料には維持管理費が含まれています。
  • 一部の講座の受講料には音楽著作権使用料が含まれています。
  • 受講料(維持管理費含む)改定時には、一部システムの都合で正しく表示されない場合がございます。「講座内容確認ページ(STEP1)」にてお支払い金額をご確認ください。
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