リレー講座「源氏物語をひらく」【前期・6回】 物語をささえ、あやなす人々

　源氏物語は、天皇四代にわたる七十余年を時間的範囲とする一大長編物語です。ほぼ時間の進行に沿って語られ、その規模はそれぞれに名称（桐壺の巻、若紫の巻など）を付した五十四の巻々（400字詰め原稿用紙2,500枚相当）に及びます。そこに登場する人物の数は、なんと四百数十人。
　この講座では、その多様多彩な登場人物たちに照明を当てます。その身分・職掌等により十のグループに分け、グループごとに代表的な人物（複数）を取り上げ、物語の展開を支える役割とその独自性、言い換えればその人物の魅力を明らかにしていきます。それは、そのままストーリーの奥深さを知る機会ともなるでしょう。
　この物語が千年の読者たちを引き付けてきた得体の知れない力、作品内部に張りめぐらされた創作の秘密を解き明かします。
　今回は、中部、関西の大学から古典文学の碩学を招き、1コマずつリレー形式で講義を行います。
　各回参加も可能です。　※全回通し受講は受講料がお得です。
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第一回　4/06「紫式部と源氏物語（概論・導入）」愛知淑徳大学名誉教授　久保朝孝
第二回　4/20「帝の物語」大阪大谷大学学長　浅尾広良
第三回　5/18「帝妃の物語」椙山女学園大学准教授　高橋麻織
第四回　6/01「親王（家）の物語」名古屋大学教授　大井田晴彦
第五回　6/15「女王の物語」岐阜女子大学名誉教授　塩田公子
第六回　6/29「内親王の物語」中京大学教授　勝亦志織
第七回　7/06「大臣（家）の物語」龍谷大学副学長　安藤徹
第八回　7/20「乳母の物語」同志社女子大学特任教授　吉海直人
第九回　8/03「乳母子の物語」愛知淑徳大学教授　外山敦子
第十回　8/31「侍女の物語」愛知文教大学准教授　　畠山大二郎
第十一回　9/07「僧尼の物語」同志社大学名誉教授　　廣田收
第十二回　9/21「光源氏の物語」名古屋大学名誉教授　　高橋亨
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※本ページは連続受講専用の申し込みページです。1回ごとの申し込みは別ページをごらんください。
※ご入金は前期（6月まで）、後期（9月まで）の分納制です。