本郷和人の宗教の日本史

講師
東京大学史料編纂所教授 本郷和人
ジャンル
歴史
キーワード
  • 日本史
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  • 宗教
  • 宗教の日本史

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私たち日本人の信仰心には一貫性がない、といわれることがあります。生まれるとお宮参り、お食い初めや七五三、初詣などでも神社に参拝する。でも年中行事としてクリスマスやバレンタインデーなどを楽しむし、年を取ったら仏さまのお世話になる。でも、これらのことをもって、それだけ神や仏が日常生活に親しいのだから良いではないか、日本の神仏は厳しいことを求めてこないのだから、大らかで良い信仰環境が整備されている、という意見もあります。見方を変えれば、異なる特徴が見えてくるのですね。 信仰の自由は憲法で認められた、私たちの主要な権利の一つです。これは間違いないことで、それを侵害することはできません。ですのでみんなの信仰心を尊重するためにも、日本の宗教のありようを歴史的に確認してみたいと思います。
第1回 日本古来の神と仏
 自然豊かな日本の国土には、古くから多くの神様がいました。日本は一神教ではなく、多神教である。これは日本の宗教の根本的な特徴です。やがて日本にもたらされた仏教もまた多くの仏さまがいて、日本特有の神仏の世界ができあがります。
第2回 平安仏教
 平安時代初め、最澄と空海が天台宗と真言宗を日本に紹介しました。その結果として、日本のエリートたちは密教を篤く信仰することになりました。多くの寺が建てられ、それは今でも素晴らしい美術品として残っています。密教の哲学を探っていきましょう。
第3回 鎌倉新仏教
 鎌倉時代は、庶民が台頭してきた時代です。庶民が救済を求めた結果として、神仏との距離の近い新しい信仰が、鎌倉新仏教として登場してきます。庶民に優しい、そうした新仏教の姿をご紹介します。
第4回 禅宗の世界
 中世に台頭してきた武士が好んだのが、禅の教えでした。禅は厳しい修行を必要としますが、いつでもどこでも修業できるという意味では、これまた「やさしい」宗派なのです。現代のお葬式の儀式を用意した禅宗の様子を覗いてみましょう。
第5回 天下人と宗教 一向宗・キリスト教
 織田信長は一向宗を弾圧しました。秀吉・家康はキリスト教を禁じました。その流れを承けて、江戸幕府はキリスト教に厳しい態度をとり続けました。この動きがなぜ起きたのか、考えてみたいと思います。
第6回 新しい日本、新しい宗教
 明治になって、信仰の自由は保障されました。一方で国家神道の問題が浮上します。戦争との関わりや靖国の問題を私たちはどう捉えていくべきでしょうか。また、現代では科学が宗教化している、との指摘もあります。これについても考えていきましょう。
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講師プロフィール
東京大学史料編纂所教授 本郷和人


講座概要

日時
第2月曜 13:00〜14:30
日程/カリキュラム

2025年414日(月)

2025年55日(月)

2025年69日(月)

2025年714日(月)

2025年811日(月)

2025年98日(月)

2023年85日(水)

受講料(税込)

21,120円(6回分)

残席状況

満席です。

受講申込みボタンからキャンセル待ち登録を受け付けることができます。

残席状況の見方
持ち物

筆記用具

備考

5月は5日、第1月曜日。

問い合わせ先
中日文化センター栄 0120-53-8164

注意事項

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  • 講座により締め切り日が異なります。
  • お申し込みの人数によっては、開講中止となる場合もございます。
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