今月の投句

「楽しく俳句」講座
4月22日(火)中日新聞 朝刊 みえ文芸 掲載

俳句は座の文芸とも言われます。俳句を持ち寄り句会形式で進める講座です。自信のある句でも、互選に全く入らないこともあり句会こそが一番の勉強の場です。俳句は17文字という世界一短い詩ですが、すぐれた作品は、一編のエッセイにもなり得、小説の場面を彷彿させることも。ものに託し感動を詠む写生句、今を生きる喜び哀しみの句。「私の一句」をめざして俳句を楽しみましょう。



「楽しく短歌を作ろう」講座
4月15日(火)中日新聞 朝刊 みえ文芸 掲載

堅苦しく考えなくても大丈夫!短歌には、苦しいこと悲しいことを整理し、和らげる力があります。毎日の暮らしの中で感じるさまざまなことを、心のままに短歌にして仲間と詠み合えば、楽しみもふくらみます。初心者でも短歌を楽しめるよう、自分の思いや出来事などを短い文章にし、そこから短歌を作りながら徐々に短歌にふさわしい言葉使いや表現方法を学べるよう指導します。気軽にご参加ください。



「はじめよう!川柳」講座
4月8日(火)中日新聞 朝刊 みえ文芸 掲載

はじめよう!川柳

川柳は、暮らしの中での思いや発見を、ふだん遣いの言葉で575のリズムに乗せて表現する文芸です。誰でもいつでも取り組める間口の広さと、奥の深さを兼ね備えたおもしろさがあります。また、作者と読者の距離が近いのも川柳の特長です。初めての方でも、“虫食い川柳”や“互選”など、句を作らなくても楽しめるようすすめます。本格的に川柳に取り組みたい人はもちろん、“川柳に興味があるけど、創作の自信がない人”もぜひ気軽に始めてみましょう。いっしょに川柳を楽しむ人が、ひとりでも増えたらと思っています。



「俳句入門」講座
4月1日(火)中日新聞 朝刊 みえ文芸 掲載

「俳句をご一緒にやりませんか」とお誘いすると、難しいでしょうと言われることがあります。でも大丈夫です。俳句には、575のリズム・季語・切れなどの約束ごとがあり、これらの基本を覚え、実作を積み重ねればできるようになります。
この講座では、基本を覚えて、実作に即した指導をしてゆきます。季語の中にはとても面白いものや、日本人の感性の素晴らしさを知るものが沢山あります。例えば 山の姿を 春 山笑う 夏 山滴る 秋 山装う 冬 山眠ると言います。秋の寒さを表す季語に、「そぞろ寒」「うそ寒」「夜寒」「朝寒」「肌寒」「やや寒」「身に入む」「秋冷」などたくさんあり、微妙に使い分けます。本来鳴かない、亀や蚯蚓(みみず)を鳴かせる「亀鳴く」「蚯蚓鳴く」という季語もあります。知ることは楽しい事、きっと新しい出会いがあります。