
あたたかみのある和紙からつくりだすアート、和紙ちぎり絵。今月は、講師の青山弥生さんにお話を伺いました。
-しゅんこうの和紙ちぎり絵の特徴を教えてください
和紙をちぎる、はぐ、貼るなどの独特の手法を用いて、繊細な色合いと美しさを表現できます。手すきの神戸和紙をはぐることによって、紙を薄くして透明感のある作品が生みだせるのが特徴です。
-教室では、どんな作品をつくる事ができますか?
日本の四季折々の自然や風景、風物詩をテーマに作品を仕上げます。経験やレベルに合った作品を提案しています。干支やお花、景色などの下絵と、使用する和紙などをあらかじめ教材として購入することができます。作品をつくりながらちぎり絵の技法を丁寧に実践しながら覚え、約1カ月で一つの作品を完成させます。お正月に飾りたい、プレゼントにしたい、作品展に向けての製作などそれぞれの目標・目的をもって取り組めます。
-和紙ちぎり絵の魅力は何ですか?
手すき和紙は、手に温かく、目に優しく、指先でちぎることで生じる毛羽の質感が独特の雰囲気を生みだします。大げさな道具を必要としないため、幅広い年齢の方に親しまれています。また、指先を使うことにより脳の活性化を促せます。2時間の教室での作業に集中して取り組むことで気分転換できると言ってくださる方もいらっしゃいます。
和紙をひとつひとつはぐる、裂く、貼る作業を丁寧に行い仕上がった作品は、見る人にも作る人にもやすらぎをあたえてくれます。絵画とは少し違った、癒しのアートにあなたも挑戦してみませんか?

●第2・4水曜日13:00〜14:45
●1カ月(2回)分 3,200円+税

1300年以上昔から、演奏されてきた伝統的な楽器「箏」。今日は、「筝曲・三絃・尺八」講座講師小島君代さんにお話を伺いました。
-お箏をはじめられたきっかけは何ですか?
私は、テレビやラジオから流れるその優美な音色に惹かれて、もの心ついた時から「お箏」の演奏をしたい、将来は「お箏」に携わりたいと思っていました。そして、箏曲をはじめて半世紀近く、正弦社初代家元故野村正峰師、2代家元野村祐子師に師事を受け40年近くが経ちました。現在は、生田流箏曲正弦社大師範、筝曲正弦社向日葵会会主として、死ぬまで勉強、いまもより上を目指して活動しています。
-指導するうえで気を付けていること、講師として嬉しいことは何ですか?
生徒さん一人一人に合った指導方法を心がけています。はじめての方には、楽譜の読み方、手の運びなどの基本から教えます。また、師範を目指す方、お箏を弾く時間を楽しみたい方、それぞれに合わせて丁寧に教えます。日常を忘れて演奏に没頭できるレッスンの時間を毎週楽しみに来ているといってくださる方、楽しかった!と言って笑顔で帰って下さる生徒の皆様のお顔を見ると、またがんばろうと励みになります。
-筝曲を通してのエピソードを教えてください
国内を問わず、海外のイベント等に招待され、箏を通じ、様々な方々と交流をさせていただいております。ブラジル、サンパウロの老人施設での演奏では、昔懐かしい曲を聞き当時の日本を思い出し涙される方の姿もありました。また、現地の筝曲講師との交流など今でも続いています。日本の心がきっとこの音色にあるのですね。
お箏の音色は、普段聞きなれたあの曲を一段と深く、上品に変身させることができます。日本の伝統、筝の音色を奏でてみませんか?

●月曜13:00〜14:00
14:00〜15:00
15:00〜16:00
●1カ月(4回)分 5,200円+税
◆はじめての筝曲
●月曜日16:00~16:45
●1カ月(3回)分 4,200円+税

植物をありのままに描く植物画(ボタニカルアート)。今回は、その魅力について『やさしい植物画』の講座を担当していただいている法月二郎さんにおうかがいしました。
-植物画をはじめたきっかけは何ですか?
もともと、通信講座を受講しながら絵を描いていましたが、定年退職を機に第2の人生として「植物」を描くことを始めました。植物画の先駆者である、故佐藤廣喜氏に師事し、草花をていねいに観察しそのままの美しさを描く素晴らしさを実感しました。植物を観察する中での新しい発見や植物画を通しての友人、生き方との出会いが潤いある時間を与えてくれています。
-植物画の魅力とは?
植物を観察していると、その生命力を感じて心が安らぎます。そして、咲いている草花の姿を植物学の視点からも観察できます。オシベのつき方、花や葉の色の濃淡など集中して観察することで自然から教わることが多いものです。さらに描いてみるとその形や色の不思議さに魅了されます。植物の生態に忠実に描くことは、自然を学び、芸術を画用紙に創造することでもあります。
-どんな植物を描きますか?
伊吹山に咲く高山植物は、好んでスケッチに出かけます。植物が咲く時期や場所を地元のボランティアガイドさんから教えていただいたり、電話をいただいたりと情報を集めて準備します。2月の雪の中の「節分草」、一晩だけ咲く「月下美人」の花など咲いている美しさを見て描き仕上がる楽しみは、自然を見つめなおす豊かな時間にしてくれます。庭先や田畑の雑草も観察をしてみれば、大変興味深くおもしろいです。上手下手より人間的に楽しく人生を過ごしているかがポイントですね。
植物の絵を描くということは、植物を愛する気持ちをお持ちの方であればどなたでも楽しめる大変すばらしい趣味ではないでしょうか。ヨーロッパではじまり400年以上の歴史をもつこの芸術は、きっとあなたを癒してくれます。

●第1・3月曜日10:30〜12:30
●1カ月(2回)分 3,800円+税

-フラメンコを始めたきっかけはなんですか?
私のフラメンコとの出会いは、ある小説の中の「フラメンコ」を踊る一場面でした。 読んで心にズーンときたというか、運命的なものを感じました。それから、教室に通い始め、本場スペインにも足を運んで学んだりして、自分自身で行動し、今では「フラメンコ」を踊ることが生活の一部、活力になっています。
-フラメンコの魅力はなんですか?
「フラメンコ」は、喜怒哀楽や人生そのものを表現できます。一言に「フラメンコ」といっても ギター、歌、パルマ(手拍子)、カホン、パリージョ(カスタネット)などのパートがあります。いろいろなスタイルでフラメンコを楽しむことができます。自分なりの楽しみ方をみつけて挑戦していけます。
-レッスンをするうえで意識していることは何ですか?
まずは、フラメンコの音楽を聴いたりDVDを見たりして身体で吸収してもらいます。レッスンでは、身体の使い方、基礎をひとつひとつ丁寧に教えます。できなかったことが、できるようになる。課題を乗り越えていく。それを積み重ねて楽しさに変えていけるように根気よく教えます。フラメンコの楽しさや奥深さをより知ってもらえたらと思っています。
はじめての方も、見たことがない方も、「フラメンコ」に興味があればどなたでも大歓迎です。まずは、教室に見学にいらしてみてください。スペインの音楽を身体にきざみながら踊ってみませんか?まずは、はじめの一歩から。

●第2・4土曜日13:30〜14:30
●1カ月(2回)分4,290円(税込)

色彩豊かでやさしいタッチで描かれるパステル画。今回は「パステル画」の講座を担当していただいているイラストレーター野倉茂さんにお話を伺いました。
-パステル画の魅力は何ですか?
様々な準備が必要なく、パステルと紙だけあればその場で描きはじめられます。顔料を固めたパステルを使って指などで色付けをします。微妙に変わる色調や線も思い通りに表現できるのも特徴です。教室では、毎回1作品ずつ書き上げていきますので、その度に仕上がった時の喜びを実感できます。
-教室の特徴を教えてください。
「描ける!自信がつく!楽しくなる!」をモットーにしています。自作のテキストを使用して毎回、四季折々の風景や町並みなどの描き方、色の出し方などを教えます。あらかじめ下絵が描きやすくなっていますので、はじめての方でもバランスよく描き方のコツもつかめます。色付けの順番もテキストにしたがって行います。その中で、プロのテクニックもお教えします。全くのゼロからの製作ではないので、信じられないくらいうまく描けた!!と仕上がりにとても満足されます。リクエストがあればこども、愛犬などの絵も挑戦していけます。
-野倉さんは、普段どのような作品を得意とされていますか?
少年時代から「鉄腕アトム」の漫画が大好きで、その影響で絵を描きはじめました。漫画やイラストをはじめ、アクリル、水彩、コンテ画など幅広い画材で景色、人物、未来風景などを描いています。講座では、「パステル」の良さを生かして絵を描く楽しみ、気軽さを共有できればと思っています。
楽しく和やかな雰囲気の教室です。絵を描くことが好きな方、これから始めてみたい方もぜひ一度見学にいらしてみませんか?

●第1・3金曜日13:30〜15:00
●1カ月(2回)分 3,400円+税
※講座の最新情報はお電話にてお問い合わせください。